見解の相違
「三千円? 三千円?」 連呼されましたけれど。神沢です。
好きこそモノのなんとやら、
で、好事家としては蒐集しております。
写真上が骨董で出逢った品、MKⅣ SERIES'70
下はコレです。
違いがどのあたりにあるのかというと、
上は中古で故障品扱い、三千円。
下は新品でおよそ三万九千円。
価格差は13倍でして、
比べると割と莫迦にはできない金額です。
というか、あたりまえですね。
三万九千円あったら白物家電一つ買えますからね。
まあ見てくれはほぼ同じなので、
詳しいことを知らない方からしてみれば同じモノなのでしょう。
ちょっと悲しくなったけれど、
銃器のオタ知識を関心のないヒトに投げつけるのもソレはソレで暴力なので、
今宵もそっと布団に入ります。
くすん。
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【蛇足】
Colt.45AUTO MKⅣ/SERIES'70
昔から広く遊技銃化されている『コルト・ガバメント』はコレですね。
実銃も古くから改良が続けられていましたが、本家本元、コルト社はこの品をもって『完成』としているそうです。
この品の後にMKⅣ/SERIES'80 という、法規制に従った改悪品が出回ります。
まあ、戦後モデルなんだよなという点で、軍事系な方達は知識に入れておいてもらえれば。
自分も好事家ですから語ると長くなりますが。
端折りますとキーワードでは、
『M1911A1』『コルト社以外が製造』『本家より美麗な仕上げ』『500挺』
まあ、
『シンガー製』っていったら、それなりの方にはよだれが出てくる存在です。
M1911A1は、初期では光沢のある表面仕上げなのですが、戦時に入ると光沢を無くした『パーカライジング』仕上げとなります。
うるさ方の方達はいっぱい言いたいでしょうし、
自分もその1人ではありますが、
とにもかくにも!
M1911A1は、
レミントンランド=約900.000挺
コルト=約400.000挺
イサカ=約400.000挺
ユニオンスイッチ&シグナル=約50.000挺
シンガーMFG.CO=500挺
シンガー製の旨味を知っていただきたいの!
あまりに品質にこだわるから戦後倒産しちゃったけど!
そういやトヨタも昔はミシン屋だったなあ、などと。
うん。