一泊二日往復291キロの日のこと
らき☆すたな埼玉新聞とか西又葵の乾電池とか
世の中いろいろな商いがあるものです。
「きゅあらじ」聴きながら更新する日のこと。神沢です。
景気よく端折(はしょ)るとラーメン食べに出てホームセンターで買い物したりスーパーで買い物したり飲みに出かけてそのまま知人宅へ一晩お世話になったりして明けて本日。
日光市内。今市地区。
朝も早く、せっかく宇都宮の地まで来たことです。
そのまま北上し、いろは坂を登って中禅寺湖の脇を抜け龍頭の滝へと。
紅葉狩りですね。
毎年のことなのですが、この時期一度はこの地におうかがいしています。
なんででしょうね、いや詳しくは自分もよくわからないのですがなんとなくふらっと足が向くのです。
それぞれのカーブに合わせて「い」「ろ」「は」と、名付けられているのですが、
最初は穏やかに登り始めたのです。紅葉の時期でもありますし、
まあ狭い日本そんなに急いでどこへ行く、と。
いろは坂の上り路線は二車線です。
まあ、遅めの車などは左側をのんびりトコトコ走り、そうでない方は右側をスムーズに行くというあんばいです。
この日の自分は左側車線をのんびりと。初音ミクなど聴きながら。
カーブも三つ目を過ぎた頃でしょうか。
ひゅんっ!
銀色のユーノス・ロードスターが颯爽と右車線を駆け抜けていきました。
そのとき、
自分の中の、
なにかのスイッチが外れました。
なにかのスイッチが入りました。
普段ならまずやりません。
人を乗せていたらなおのことやりません。
駆動伝達をFFから4WDへ。
セコンドへシフトダウン。
右へウインカー。
サイドミラーで後方確認。
『追撃してやる………』
ハンドルを切り、アクセルを踏み込みました。
研ぎ澄ます。
研ぎ澄ます研ぎ澄ます研ぎ澄ます。
目視でラインを取る。
計器に目が走らない。
オーディオを切る。
自分の手足の延長線に車輪。
五感の全てを車に行き渡らせる。
四肢で大地に食らいつく。
そうしなければ飛ばされる。
咆哮する発動機。
鳴き声を上げ始めるタイヤ。
視界の隅で踊る回転計。
前を走る車両の群れを自分のこの手でつかみ取り、
そしてそのまま引き擦り落とす。
この瞬間を、駆け抜ける。
・
・
・
えー、プロドライバーは運行管理者がこんなんでええんかと後で思いましたが、
「本日はプライベートですの、きゃはっ」
と、自分に言い聞かせてごまかすことに。あー、いい天気。曇天だけど。
着きました。
日光といえば華厳の滝の方がメジャーですし、規模としてもあちらの方が格上です。
ですが、この時期だと華厳の滝よりもう少し登ったこちらの方が紅葉も鮮やかです。
……うろ覚えなのですけれども、ええ。
少し離れた臨時駐車場に駐めることに。
紅葉を楽しみながら滝までのんびり歩きましょう。
山腹。ヴァルハラにて眠る戦友(とも)たちの標(しるべ)……。
嘘です。
植林でしょうか。
龍頭の滝。
名の由来は二つの水流ですね。
これが龍のひげに例えられて、中央の岩が龍の頭という。
水流がそよぐひげに見立てられているのですね。
土産物屋さんをのんびり覗いたりして休憩。
わらじなスリッパ。500円。自分への土産。レアアイテム調達の満足度、プライスレス。
帰路はのんびり。自分もう大人ですから……。
……って、いろは坂の下りは一車線なのです。
やんちゃしようものならガードレール突き破ってダイビング、とかにもなりかねないので……。
うーん、
じゃ、
右足使わないで下りてみるか。
《条件》
・アクセル踏まない
・ブレーキ踏まない
・シフトチェンジとクラッチワーク、エンジンブレーキだけで下りる。
…
……
レツゴ!
《結果》
・ブレーキ二回踏みました。
一回目はいつもの感覚でつい。
二回目は……あれローにまで落とせば回避出来たよなあと。
えー、
興味のある方はぜひお試しください。
本当に危険な時にはちゃんと踏みましょう。
限りある命です。大切に。
その後は日光市街にて。
日光は水羊羹のお店。鬼平(きびら)さんです。
市役所の向かい、郵便局の隣なので割とわかりやすいかと。
道路の向かいに専用駐車場もあります。
10本入り、1050円。
夕方には売り切れてしまう日もあるのだとか。
さっぱりした甘みと小豆の香りがよいのです。5本入りは550円。
……自分用とおみやげ用で買い分ける人、神沢です。
にし田。味噌つけ麺。750円。
相方(♂ 同い年)とドライブして一日が終わったのでした。
日々是好日。
うん。
【追記】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5123700
何の本出したんですか、姫姉さま……。