四コマ漫画はいかがです?
本日も群馬県館林市は気温38度を記録し夕方のお天気ニュースに名を残すという嬉しくない快挙。今夜熱帯夜違いないや。神沢です。
まあ、関東ローカルな話で行くと夏の暑さは気温の高さ、
代表格は群馬県館林市か埼玉県熊谷市というところです。
実際かなりの暑さでして、
不肖・神沢、
日中は自室待機などできません。
エアコンがないからなの。
朝の涼しいうちに拙宅裏庭家庭菜園からミニトマトを収穫し、
本日当日休日なれどお勤め先へ。差し入れです。
先輩達仲間達はすでに出車してしまっていたのですが(自分は貨物系職業運転手です)お勤め先でお仕事中なその他スタッフさん達へ。
このミニトマトは『アイコ』という品種で大きめに実ります。
細長いですよね。親指程度の長さなんですよ?
「あれ神沢クンまた持ってきてくれたの? 前の時は……」
三日前です。
今は収穫時期なのでこの量がそのくらいのサイクルで獲れるのですよ?
正直このくらいの勢いで収穫が続くと……家族には食べ飽きられています。
産地直送の所要時間は1時間足らず。
スタッフさん達は主に主婦の方なので喜ばれます。
「土づくりからやってるんですよー」
などと自慢しつつ、お願いです食べてやってください。
そんなこんなで長めの世間話は前置きでした。自分の日常。
猛暑の本日は自宅警備などできる根性など到底なく、
いつものようにお出かけの日。
オタクなんですけどね自分、お宅にいないオタクです。
車とドライブとお出かけが好きというところもあります。
久々書店巡りの日。
近場は自宅から1時間以内でたどり着けるような書店のいくらか。
それらを巡り歩きです。
収穫。
こんな感じですね。
最近ニコ生は蝉丸Pの四コマ漫画紹介などをいただきまして、
なにげに四コマはあなどれないなあと思い立ったが吉日はようやく本日到来、調達の日のことです。
『やらかしましたね神沢さん』
ええ、諭吉に羽が生えた瞬間を目撃しました。
古本はね、
こちらの懐には優しいのですが作者さんにはあまり優しくないですよね。
自分の場合は同人活動ですがものづくりには関わってきた経験があるので
枢やなさんがおっしゃることはわかっているつもりです。
身銭切って、ね。
何店舗かなあ、近場の書店をぐるりと一周。
四コマ漫画のコミックスは重版がかかることがまれなので、
たとえ蝉丸Pのニコ生で紹介されたとはいえ書店に赴けばすぐに調達できるという品ではないのです。
リストを片手に書店を片端からしらみつぶし。
ローラー作戦です。
しかも四コマ漫画のコミックスって地味なので、
田舎の書店では売り場自体が存在しないなんてコトもあります。
えろ漫画やアンソロジーと同じくくりで扱われていることが多いでしょうか。
本日書店のそんなコーナーで携帯電話片手に書棚をにらんでいる人を見かけたらきっとそれは自分だったと思います。数日前にアップしたコミックリストはこのためだったんですよ。
何店舗か回りますのでね、
調達が重複すると悲しくなります。
過去に経験あり。
携帯しているデジカメで調達品を記録して次の戦場へ。
何枚か撮りました。
結局調達できなかった品もあるのですが、
まあそれは次の機会にでも。
最終手段はネット通販なのですが、
あれは目的物を調達するだけの手段なのであまり好きではないのです。
書店に赴いた際の空気や雰囲気が好きなんですよ。
店に赴かないと思わぬ掘り出し物というものにも出逢えないですし。
帰宅して透明ラップの包装を取り除き撮影したばかりという状況。
なので全部の解説というわけにはまいりません。
何冊か駐車場は車内で読みましたのでそのあたりと、
四コマ漫画のご紹介ということで自分の書棚からもいくらか。
あと出逢えた本についてなどを。
【放課後プレイ 黒咲練導】
自分が今回四コマに入った最初の品です。
身内仲間うちの閣下が捜してて、どこに行ってもないと。
前述しましたが四コマの単行本って出版事情からいうと初版しか刷らないという業界のお約束があるのです。
ただこの品は与件がありまして、
掲載誌はゲーム誌、そして内容はフェティッシュな恋愛がらみということで急遽増刷がかかり、初版は極小、その後は多量生産という品です。
『2』は内容としては続いていません。全くの別物語。
黒咲練導はえろの側面から見た恋愛ものを書かれる方なのかなあと。
『楽園』は創刊号から参加されてますがあのオチはびっくりしました。
『放課後プレイ2』ももはやゲーム四コマというより青春恋愛モノですよね。
ちなみに『楽園』表紙が毎回シギサワカヤなので自分にとっては抗うことのできないマストアイテムとなっております……。
【オレとメイドと時々オカン 内村かなめ】
まず設定が使い古されたえろげー世界なんです。
独り暮らしの主人公の部屋へ親がメイドロボットを送ってきた。
このあたりはえろげー的には使い古された王道。
何が違うのかというと、メイドロボット性格設定が主人公の母親、オカンなんです。ちなみに容姿もオカンの若い頃のそれ。
かわいいメイドさんが自分の部屋にやってきてあれこれ世話を焼いてくれるのですが、一挙手一投足その全てが自分のオカンのそれというジレンマ。
【教艦ASTRO 蓄納葱】
いわゆる学園モノなのですが、
生徒さんや学生さんではなく、教員さんがメインキャラクターの作品。
内容も好きなのですが、個人的には納められているイラストが好きなんです。イラストって一枚でその世界を表現しますから伝える力が必要なんじゃないかなと。観ているだけで自分の中にセリフが生まれてくるんですよ。
【おかあさまといっしょ 小池恵子】
いやコレは面白い!
嫁と姑のあれこれがテーマです。
お互い相手に対して腹に一物あるのだけれど、
衝突にならないような関係の維持であったり、
家庭外の対外的なイメージづくりであったり。
「私たちうまくいってます」
嫁のダンナは長期出張で家にはいない。
キャリアウーマンな嫁と専業主婦な姑と。
平成当世イマドキだと離婚フラグの立つところなんですけどね。
負けまいとする嫁と姑それぞれの攻防戦が観てて楽しいです。
これ、もしダンナが家にいたらそのまんま昼ドラだよなあ。
(嫁はドSでダンナはドM。「出張の間『おあずけプレイ』だよ せいぜい耐えてみせな」の一言で浮気防止にしちゃうところがさすがです)
【森田さんは無口 佐野妙】
無口と言うより口下手で話し出す前に考えちゃう女の子。
それが森田さん。
考えている間に状況が進行してしまっているのでいざ話し出そうと思ったらすでにその話題はそこには無いという現状。
いい意味では考え上手な人なので筆なりペンなりキーボードなり持たせるととたんに饒舌になるパターンですね。
実際自分もアドリブには弱いです。
【スパロウズホテル 山東ユカ】
繁華街はど真ん中にあるビジネスホテルのフロント係、佐藤さん。
『特技は巨乳と暗殺』と就職面接で言い切った人です。
繁華街ど真ん中にあるビジネスホテルということで酔客が暴れたりするのですがそこは佐藤さん、さすがです。
首筋に手刀を入れたり鍼を打ったりで眠らせてしまいます。
「眠かったんですね」
ホテルの用心棒な佐藤さんの前歴は何だったんでしょうか。
残りの四コマ冊数は本日消化できなかったので、
ついで買いのいくらかを。
【じょしらく ヤス】
落語漫画ではなく楽屋ネタです。
高座から降りてきて楽屋に戻り、そこでのお話。
日常漫画みたいなところもあるのやもしれませんね。
ただ、
知る知らざるの違いはあると思います。
作中では描写されていませんが、
落語家が寄席の高座にあがるということは余人の与り知らない緊張感が伴ったことなのです。
そして本番を終えて楽屋に戻ってくるのです。
お話のはじまりは必ず高座から戻ってきた当人が楽屋待機のメンバーに質問するところから始まります。
『じょしらく』自体はここからが始まりなのですが、
この物語は楽屋裏話と考えてみると、
高座から降りて楽屋に戻ってきたら、まずはその場でなにか楽屋の人たちにネタを披露しなさいという不文律な世界観なのかも。
毎回始まりが同じなのはマンネリじゃないんですよ、きっと。
【彼女のひとりぐらし 玉置勉強】
玉置勉強という時点で「えー」という第一印象でした。
自分の知る限りではかなり湿度の高い作品を練られる方なので。
帯で宇仁田ゆみがコメントを入れていたので読んでみようかなと。
……
………
読後の感想を言うと、
独り暮らしのいいところわるいところを的確に表現されてますね。
しかも主人公は26歳の女性ですからいわゆる結婚適齢期なわけで。
……独り暮らしで風邪ひくと本当に辛いんですよ。
【さくら文通 ヒマワリソウヤ】
BL作家、日輪早夜という方の別名は短編集。
百合こと女性同士の恋愛物語ですね。
ジャケ買いというか表紙買いというかそれで調達したのですが、
読んでみると……この方の大正や昭和を題材に持ってきた作品って他にあるのでしょうか。もしあればすごく読みたいです。
【こころ 榎本ナリコ】
意外な印象だったのですが見つけてしまえばむしろガチ。
漱石をこの人がですか。
しかも現代解釈でですか。
うーむ、
読むべきしか他に道はないです。
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そんなわけで本日はこんな調達具合でした。
まだ読んでいないものも多数あるのでそれはいずれ。
うん。