明日の準備は整いましたか
漢語表現では「万愚節」または「愚人節」とも。神沢です。
あしたはエイプリルフールですねー。
近年のネット界隈では各種ウェブサイトさんがジョークコンテンツを提供するお祭りとして成立しつつあります。
えろげー系テキストサイトと自称しているからには、
不肖・神沢、全国の同好の志にお伝え申し上げたい!
各種えろげーサイトさんをくまなく回りましょうと!
実は……去年見過ごしまして、
過ぎてから身内仲間うちに
「神沢さん、観た?」などと訊ねられ、
涙を呑んだ覚えがあります。
今年こそは、今年こそは!
このあたりはなにか催してくれそうな気がしますけれどもね。
そんなこんなで本日は。
書籍調達は今月分から数冊をご案内させていただければなと。
ちなみに自分のこの場はいわゆる書籍紹介の専門サイトさんではないので、
好き勝手に言ってたり、
本筋離れて脱線してたりしますので、
……生暖かい目でジト目してください。
本当にそうされたら心の奥底で泣きます。そっと。
では、
今日は四冊。
木造迷宮(5) アサミ・マート 徳間書店 RYUCOMICS
あいかわらずの人と人とのあたたかさ。はっきりとは明記されていませんが、時代はおおむね『3丁目の夕日』や『となりのトトロ』などの、あの頃です。
今と違って携帯電話もネットもありませんし、情報伝達手段が限られていた時代です。そう考えてみると、「機械の力」ではなく「人間の力」が、コミュニケーションの原点ではないのかな、そうも考えたりしたり。世の中は便利になっていくたびに、そのたびに、何かを取り残し、置き忘れていくのかも知れません。古い時代設定に人気があるのは「そこにある何か」が「今はなきなにか」であったりもするのかも、などと。
早い話が女中のヤイさんかわいいですね、と。
ディーふらぐ!(4) 春野友矢 メディアファクトリー MFコミックスアライブシリーズ
ある意味王道ギャグマンガなのですが、その王道をふまえた上でのアキバ系テイスト。
部活モノ(ゲーム製作部)なのに部活動をやらないし、その割に廃部の危機に陥って部員達が一丸となったり。
なんとなく『稲中卓球部』を彷彿とさせます。いや、稲中の方はまだいくらかは卓球してますので引き合いに出すのもどうか、というところはありますが。
ただ部活モノとなりますと、自分少し苦手なジャンルがありまして。
一話丸々勝負(試合)してたり、ひと勝負に何話も続くのは苦手なんです。
自分くらいの世代(昭和50年生まれ)ですと、『友情』『努力』『勝利』がキーワードになってるあの例の週刊少年雑誌の影響もありまして、
勝負が何話も続く品って、のめり込むか離れるかのどっちかなんですよ。
もうね、いつになったら結果がわかるのかと。
そして勝負がつくとまたすぐ新たな相手が出てきたりしまして……。
人造人間なん号とか、なんとか星人とか、スーパーなんとか人とか……。
神様まで出てきちゃう始末ですし。
(作者の人は「誰のためにこの漫画を描き続けているのかわからなくなってきた」と言ってたそうですが)
ああ、
戻りまして『ディーふらぐ!』
設定と展開の強引さ、どこからどうやったらこんなネタを引っ張り出せるのか。
そして吹いてしまう自分。
好きです。
Aチャンネル(2) 黒田bb 芳文社 まんがタイムKRコミックス
最初『Aチャンネル』は萌えモノかなーと。
1巻はぱらぱらっと読んで、その後しばらく書架に納めたままだったのですが、
今回2巻、読んでみたら1巻からのネタがいくらかありまして、再読。
……
…………。
はまりまして。
タイミングというか間の取り方というか、黒田bbさんの時間のはかり方、そのセンスに脱帽です。
これ4コマだからこそなのではないかなー、と感じます。
漫画家の方でもストーリーモノを手がけられる方、が「4コマは苦手」とおっしゃるのをときたま見かけますが、
あー、それってこういう部分での才能なのかなあ、と。
実際自分の好きな漫画家の方でも、その方、四コマになると「ん? あれ?」と感じてしまうモノがあります。
来月からアニメの方が開始されるということもあり、
Aチャンネル 公式サイト - アニプレックス
たのしみだなあ、というところです。
放映日については、たしか『血溜まり』の後ワクだったと思うので未定というところになるのでしょう。
今のうち予言しておきます。
「ユー子は俺の嫁」
と、宣言される方が続出します。
まちがいなく、
まちがいなく。
からふるはーべすと ぽんこつわーくす 竹書房 BAMBOOCOMICS DOKISELECT
今回の一押し!
正直申し上げてしまいますとえろまんがなのですが、いわゆる成人コミックとは違うんですよ。
成人コミックは「そのもの」が主体なのですが、
こちら、『からふるはーべすと』は、シナリオと「そのもの」のバランスが似てるんです。
何に似てるかというと、まあずばり、えろげーですが。
全7話なのですが、各話必ずおたのしみシーンが入っておりまして、そしてお話も進んでいくという、
えろだけに限らず、お話だけに限らず、という、一粒で二度おいしい構成となっております。
えろげー好き、かつえろ漫画好きな方は、手にとって不満はないかな、と。
そんなわけで。
読みなおすとなかなかに脱線してばかりな、
相変わらずな自分の書籍紹介ですが、
もし、
みなさまの心に何か残るモノがあれば、
さいわいかなあ、と思います。
それでは、
明日はいいネット巡りを。
うん。