二年生の家庭菜園 その1 元肥(もとごえ)
はい、今年も始めました。神沢です。
自分のこの場では、ハウツーに当たるような解説ではなく、
「こんな風にすすめてますよー」
という、いわゆる体験記に当たります。
参考になるかどうか、という面ではちょっとむつかしいかも知れませんが、
自分と同じように挑戦されている方もいらっしゃると思いますので、
こんなパターンもあるんだなあ、という感覚でのんびり眺めていっていただけると幸いです。
では、始めます。
本日は家庭菜園に当たっての一番最初になる作業、
『元肥(もとごえ)』です。
いろいろ作物を植えていく上での、基礎となる土壌作りですね。
昨年に引き続き、
自分の菜園は家の裏庭。
面積にしてみると、おおむね一坪(3.3平方メートル)です。
数字ではイメージが掴みづらい場合には、そうですね、
畳二畳分よりちょっと広め、と、イメージしてください。一坪。
使う道具。
シャベルと鍬です。
シャベルのみでもできることはできるのですが、やはり鍬があれば。
それ専門の器具ですからね。
ホームセンターで3000円くらいから商われていますが、
自分の場合は昨年同様、ご実家が農家を営む友人からお借りしてきました。
まず、
シャベルでワクを決めます。よっこらせと掘っていきます。
面積としては、一坪より若干広いかなあと。
2メートル×2.5メートルくらいになりました。
ここから耕していくのですが、
この段階で肥料を混ぜ込んでいきます。
基本となる肥料。
・たい肥
・苦土石灰
・糠(ぬか)
です。
たい肥。
早い話が家畜、牛や豚、鶏などの『ふん』ですね。
初めて挑戦される方の中には、家畜の『ふん』とのことで、
衛生面やにおいなどが気になる方もおられるやも知れませんが、大丈夫です。
ホームセンターなどで商われているたい肥はほとんどが肥料用に加工されています。
有害な雑菌ですとか、ふんのにおいはありません。
(余談ですが、自分がチビッコの頃(昭和50年生まれです)小学校の花壇作りで使っていたたい肥はふんのにおいがしていた覚えがあります。時代と共に変わっていったのでしょうか………)
糠(ぬか)
玄米を精米した時に出るあれです。
本来は無くても充分だとは思うのですが、自分の場合は近場で無料で手に入る環境なので、利用させていただくことに。
精米所などで手に入りますね。
「精米機を利用した方のみお持ち帰りください」
などの場合もありますが、自分が利用した精米所はご自由にどうぞ、というスタイルの場所でした。ただし、袋はご用意くださいとのことで。
45リットルの半透明ポリ袋に半分程度でしょうか。
いただきまーす。
苦土石灰
コレは少々解説を。
専門サイトさんや、家庭菜園入門のサイトさんに説明が詳しいのですが、
土壌の成分を変えるために用います。
作物はアルカリ性の土壌を好むのですね。
土中のアルカリ成分というのは雨で流れてしまうので、
その流れてしまったアルカリ成分を補うために使用します。
こんなカンジの、顆粒状です。
土壌に混ぜ込むとやがては溶けていくのですが、少しばかり期間(約二週間)が必要となります。ですので、元肥の後にすぐ作物を植えることはできません。
(栄養分が濃すぎて作物が傷んでしまいます)
それぞれの肥料の量は、説明通りに過不足なくが重要です。
ついついたくさん入れてしまいたくなりますが、料理と同じようなモノでして。
お味噌や醤油を入れすぎたら辛くて食べられないですよね。それと同じです。
適量が大切。
まんべんなく撒きました。
さて、
ひとがんばり!
均等に、それぞれの肥料がダマになったりしないように、土壌全部に行き渡るように、耕していきます。
さっくさっく、ざっくざっく。
……身体が暖かくなってきます。
できあがり。
臨時ではありますが、囲いも作っておきました。
二週間ほどで肥料が馴染み、土壌のできあがりとなります。
最後にオマケ。木酢液。
木酢液は効き目のゆるい、家庭菜園万能薬というところです。
今回の元肥段階では、土壌の微生物が元気になるという効果があります。
使用してみて劇的な変化が見られるというわけではないのですが、
やがて迎えたい豊かな実りのために。
げんきになれー。
うん。