読みたいものと書きたいものと


今日の昼はふと考えたことなのですが。神沢です。


「ものは言い様」とは、自分がこの場で時折言い回しに使わせていただくのですが、
そのことについて。


人はそれぞれ、少なからず主義主張や好みがありますよね。


たとえばここに『ある何か』を自分が提示したとします。
『ある何か』はなんでもイイです。
スポーツでも、料理でも、趣味でも、なんでも。


その『ある何か』に対して、どのようにお話しさせていただくのか。
そのお話しの仕方って、結構重要なのだなあ、と。


世の中にはいろいろなモノがあって、
それに対しての価値観は人それぞれ。


『ある何か』に対して、
『ここがイイ』
という方もあれば、
『ここがイヤ』
という方もあると思います。


うーん、
漠然としてますねえ。
『ある何か』を具体的な何かにたとえた方がイイのでしょうか。
料理やスポーツですと記事を読んだ方の主観が濃く入ってしまうので。
ゲームやアニメですと、好き嫌い以前に「知らない」という方もあることですね。


どうしようかな。
季節にしましょうか。


よし、
夏と冬にしましょう。
あるあるトークによく出てきそうな、
「夏と冬のどちらがお好きですか?」
季節は誰もが身近に感じられるものですから。


まず設問として。
『夏と冬のどちらがお好きですか?』


コレの回答手段は、簡単には二つですよね。
・夏が好き
・冬が好き
その理由は人それぞれですし、
その理由を知ることによってその人を知る手がかりにもなったりします。


この設問を逆の入り口から提示すると、
『夏と冬のどちらがお嫌いですか?』
ひねくれてますねえ。
いや、たとえですから。
コレの回答手段も、簡単には二つです。
・夏が嫌い
・冬が嫌い


どちらの設問にも、
・回答しない
・どうでもいい
というような例外はあります。
でも、
それじゃあ記事にはなりませんので。


「皆さんこれから夏ですね、夏はお好きですか? ボクはどうでもいいです」
……あんまりその先の記事を読みたい気分にはなりません、自分は。


で、
こんなやりとりの時に、回答。
・夏が好き
・夏が嫌い
その理由を読むことは、
書く方の夏に対しての評価というか、価値観というか、
その人の主義主張、好みや考え方がわかる記述になります。


夏が好きな理由というのは人それぞれ
夏が嫌いな理由というのも人それぞれ


自分はですね、
好きな理由を読んだ方が
嫌いな理由を読む方より
お得感があると思うのですよ。



夏の魅力というモノは人それぞれにたくさんあると思うのです。
その魅力を読むことができれば、
ひょっとしたら、
自分の知らない夏の魅力に出逢えるかも知れません。
「夏、好きだなあ」と感じている時に読めばもっと夏が好きになれるかも知れませんし、
「夏、嫌いだなあ」と感じている時に読めば夏を見直して好きになれるかも知れません。


夏に限らず。
冬だって、
春だって、
秋だって。


モノの価値観や捉え方、評価のしどころなんて、それは本当に人それぞれです。


だったらですね、
でしたらですね、


せっかく時間かけて読むわけですから、
読んでお得感のある記事がいいじゃないですか。
自分はそう思います。


夏のいいところはいっぱいあります。
冬のいいところはいっぱいあります。
春のいいところはいっぱいあります。
秋のいいところはいっぱいあります。


今は季節としては『初夏』ですが、
半年後くらいには『晩秋』なんて呼び方の季節にもなります。
そこにだっていいところはいっぱいあります。



そんなわけで長々書き連ねましたが、
例を季節にとりましたが、


『ある何か』
なんでもいいです。
スポーツでも、料理でも、趣味でも、なんでも。



嫌いと不満を言うよりは、
好きだと灯す明かりが好きなんです。



自分が読んでいて楽しい文章、興味がある文章というのはこんな書き方の文章です。


で、す、の、で、


自分のこの場では、
取り上げた題材を否定的な意見でかかるということは好まないのですね。


そりゃあ自分にも嫌いなモノはいっぱいありますよ?
だけれども、
嫌いなモノがいっぱいあるのと同じように、
好きなモノもいっぱいあるのです。


嫌なモノの話題をするよりは、
好きなモノの話題をしたいなあ。


そう思うのです。



うん。