二年生の家庭菜園 その4


梅雨時期に入りまして蒸し暑い日々が続きます。神沢です。



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拙宅庭先のキワーノ。
だいぶ育ってきまして、もう自分の背丈を超えるまでになりました。



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茂り方もだいぶ頼もしいものでして。
この様子ならば緑のカーテンも夢ではないかなあと、今から楽しみです。
しかしながら、
しかしながら。


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3株植えたウチの1株が、少しばかり弱り気味です。
植えてからひと月は経ちますから、そろそろ追肥の頃合いかなあと。


そんなコトを思案していたら嬉しい連絡が。
友人のSONETさんからのお誘い。
「肥料と苗はいらんかね?」
ぜひぜひ。
行きがけにスーパーで冷菓を調達し、お伺い。
……心ばかりではありますが、さすがに手ぶらで伺うのは憚られます。
アイスはガリガリ君、7本箱入り252円。
手土産と言うのにはほど遠いのかも知れませんが、
この暑い夏の日のことです。
気心知れた相手ですし、内容も大したことのない、ささやかなものではあるのかも知れないけれど、
そのちょっとした気の使い方というのは
在ると無いとでは相応に違いがあるモノです。
もらう立場になってみればわかること。
暑い最中にちょっと冷たいものがあったら嬉しいですよね。
なにも高級品じゃなくていいんです。
気の使い方ってそういうコトじゃないのかなあ、と思います。


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SONETさん宅のキワーノ。
こちらでも今年から始めたのだとか。
なかなか元気に育っています。
おなじ作物を育てている仲間がいるというのは嬉しいモノですね。
SONETさん宅は本職の農家さんでして、自分の家庭菜園にいろいろ助言をいただいています。


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じゃん。
肥料。
稲作に使う液肥ということで今回そのあまりをいただきました。


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機械にセットして使う品なのだそうで。
そのあまりですね。


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けっこう残っています。一袋におおむねコップ半分くらい。これが箱の中にぎゅうぎゅう詰め。
使い方としてはこの容器の中に水を入れて、そのまま水やりと同時に撒くとよろしいとのこと。
こんなにいただいていいのでしょうか。
「いやあ、この箱、山ほど積んであるんだ」
……やはり本職の方です。取り扱いの規模が違います。
お伺いしてみますと、野菜だけではなく、草花にも効き目があるとのことで。
拙宅は家人が花を育てていますので、うれしいかぎりです。


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さてはていただきものを車に積み込みまして。
この大きなブルーシートの中身はのちほど。
ほくほく顔でさて帰宅。


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拙宅裏庭は主要菜園品目、ミニトマトです。
昨年に続きまして、今年も。
まあ、自分がこの場を家人から引き継ぐ前からミニトマトを育てていたのですが。


本来は同じ作物を同じ場所で続けて育てることはあまりよろしくないのですね。
『連作障害』と言いまして、同じ作物を育て続けると土壌の栄養素が偏ってしまい、
育ちがよくないのです。


自分の菜園、この場の場合はいくらか条件がありまして。
まず、ミニトマトは育てやすいのです。
病気や連作に対してかなり強い品種でして、加えてメンテナンスフリー。
追肥の必要があまり無いのです。
(農家によっては真夏のビニールハウス、水分も肥料も与えずに育てたりするそうです。その方がぐっと甘みが出るのですね)
(まあ、人も野菜も厳しく育てた方が実りがいいとはいいますが)


そして、事前準備として充分な元肥作業を行っています。
適量な肥料の敷き込みと苦土石灰による土壌のアルカリ化、
苗植えに適した時期までの土壌育成タイミングの見計らい。
こうやって文字に直すとさぞ難しい、専門知識と技術が必要そうに読めてしまいますが……、
なんのことはありません。
苗植えの2週間前に肥料を入れて耕しておくだけです。
作物は植えてしまえば勝手に伸びます育ちます。
人間はそっとそのお手伝いをするだけです。


季節も梅雨に入り、ぐっと蒸し暑くなってきました。
すると……生えてくるのですよ、雑草。
「雑草という名の草はない」とは昭和天皇のお言葉ですが、
それはそれ、これはこれ。
菜園の土壌の養分はミニトマトに注がれて欲しいわけでして。
草むしりします。
雑草もミニトマトも等しく同じ命でして、
それを人間側の都合で選別してむしってしまうのもどうなのだろうか、
という気持ちはあります。
気持ちはありますが、
人はいろいろ様々な生き物の命をいただいて自分の命を繋げているわけですから、
いただく命に感謝して「いただきます」とすることが大切なのではないかな、と思っています。


『箸取らば 天地(あまつち)御代(みよ)の 御(おん)恵み 祖先や親の 恩を忘るな』
大切なことですね。



さて話は戻りまして。
正直、
しょーうじき、
たいへんなのです、草むしり。


ですので今年もいただいてきました。


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敷きワラです
いただくついでにご本人も召還。
敷き込みをお手伝いいただき……いや、自分が手伝っているようなものでした。



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おおむね二ヶ月でこのようなビフォア・アフター。
育てるとは、楽しいものです。


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はやくも実りだしてきたミニトマト


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まっすぐ伸びて元気に育て!
日々の手入れもなかなかに代え難い楽しさがありますが
収穫時期が待ち遠しいです。




そしてそしてのお隣さん。


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ミニトマトの隣で育つのは落花生です。
「実り方がおもしろいよ」との言葉と共にお裾分けいただいてきた仔達です。


いやあ、
実る前にもびっくりなおもしろさがありました。



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落花生の葉。
よーく見てください。
左右対称に生えているのがわかりますでしょうか。
これ、
すごいんです。


夜になると、


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閉じます。
……驚きました。
挑戦してみて初めてわかることってあるものですね。



次回は、


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庭先のプランター栽培な仔達のお話ができたらなあと思ってます。
プランター栽培はベランダでも手軽にできますのでね。
そのあたりのお話をさせていただければ。


よろしくおねがいします。



うん。