趣味の刃物談義


今日は刃物の話。神沢です。


基本としてこの場はえろげー系テキストサイトという立ち位置ですので、
お迎えする読者の方は分別付いたモノの見方考え方ができる大人の方限定と言うことになります。
ですので、
これから読まれる記事の内容には充分に眉に唾していただきたいのと同時に、
物事おおらかな目で見られる度量のご用意をお願い申し上げます。



本日は近場にできた大型ホームセンターに行って参りまして、
調達してきました。



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紙ヤスリと、くさび。


その理由はといいますと、


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斧。
数年前は屋敷の大掃除にて見つけたんですね、裏庭にて。
刀身部分を下にして、半分土中に埋もれていました。
どうかなあ、使えるのかなあと掘り出してみて、とりあえずは泥を落とし、洗ってみることに。


しかしながらこれがまあ、
悲しいことになってまして。


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刀身と組み合わさっている木製の部分、柄が朽ちてしまっているのです。
本来構造上、刀身は上には抜けないはずなのですが、
ココまで朽ちてしまっていると簡単に抜けてしまいました。


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外しかけてみた状態。
小さな木片が本来の留め具であるくさびですね。
くさびは鉄製のモノもありますが、この品は木製。
ですので、
今回の修繕のお買い物にも同じ木製を用意。



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構造の解説というか、説明というか、見たままになってしまいますが。
新しい色の木片が今回調達してきたくさび。
柄の上の部分、腐敗で朽ちてしまっている分は切り落として縮めることに。


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錆の浮きが激しいのですが、さすがは斧の刀身、
つくりそのものはがっしりしています。
このままでも充分使用には耐えられますが、
せっかくなので錆落としをすることに。
紙ヤスリは粗めのモノと細かめのモノを。


柄は新調も考えたのですが、
朽ちているのはかみ合わせていた先端部分だけですので。
使える分には使います。
新調すればいいというものではございませんし。
そもそも新しい方がイイのならいっそのこと新品の斧を調達すればいいわけですし。
……修繕の意味がないですね、それでは。
洗って磨いてみればいいかなあ、ということでタワシ。
イマドキ懐かしい、しかしながら現役で製造されている亀の子だわしです。


さて、
道具も部品も揃いましたので、
次に時間のある時にでもためしてガッテン、でございます。



「神沢さん、できるの? ほんとうに大丈夫なの?」


鉈でなら同じことをやったことがありますですよ。


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最初見つけた時には二振りとも同じ朽ち具合でした。
この時は洗って紙ヤスリで錆落としして、最後にちょっと刃を研ぎました。
半日がかりでしたねえ。
さすがに新品同様とまではまいりませんでしたが、
それでも自分自身が手をかけて修繕したモノとなりますと愛着も沸いてきますし、
大切に使おうという気持ちも生まれてきます。


さて今回は大物となります。


どう仕上がるのでしょうか。
楽しみです。


うん。






【追記・刃物オタ】
こうやって記事にする以上、自分は間違いなく刃物オタだという自覚はあるのですが、
鑑賞目的での収集というのはあまり興味がないんですね。


暇人\(^o^)/速報 : 【画像あり】大型のボウイナイフ買ったwwwww - ライブドアブログ


こういう記事見てると男の子魂がむくむく起きあがってくる気もするのですが、
結局のところ、
自分にとって刃物は実用品であって道具であり、鑑賞品ではないので……。
鞘や刀身や握りがぴかぴかな品を見ても、
ああこれ一度使ったらもったいないことになっちゃうんだろうなあ、
高いお金出して買った人は使うの躊躇しちゃうんじゃないのかなあ、などと思うのです。
(車買った時シートに掛かっていたビニールはその場ではがしてもらった派です)
道具は使いこなせてこそ価値がある、『用の美』に重きを置いているので、
ある意味、
同じ刃物オタの人とでも、価値観は合わないのかも知れないなあ、自分。
そう思うのです。



……ところで、
前述のブログに乗っている記事、
>>83 の『シール2000』という品、
持ってました……。
『米海兵隊特殊部隊採用、SOGナイフ』って名で売られてまして、
10年前はアメ横で8000円くらいだったんですけど、
今ではいくらぐらいなのでしょうか。
お酒飲んで振り回していたら手のひらを刺した覚えがあります。
お酒飲んでる時に刃物触るのはやめた方がイイですね。とても景気よく出血します。
(以来、刃物には縁が遠くなりました。その品も譲渡してしまったし)




うん。