興奮醒めやらぬ日のこと


手に入れちゃいました! 神沢です。



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Kar98k!


いやー、
いやいやいや。
かなり程度のいい美品が格安で出ているのを見つけまして。


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「え? 神沢さんて専門日本軍でしょ? だったら三八式とか九九式とかあたりなんじゃないの?」
たしかにたしかに。
そうなのですけれども、
そうなのですけれども、


やはり軍事オタな自分。その時代はWWⅡ
歩兵最強の相棒は木と鋼鉄で構成されたこの姿でなくては。


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とはいえどされなれど、
実はほとんど何も知りませんでした、Kar98k
身内仲間うちとのドライブは道中立ち寄ったお店で見つけまして、
そこで一目惚れ。衝動買いです。
けして安くはない買い物ではありましたが、
誕生日だったしなあ、このくらいの贅沢は……いいでしょ! と、
半ば清水の舞台から飛び降りる気持ちにて。


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長年の夢。やってみたかったこの一葉。


かつてのこの場、というか自分の旧サイト、小説サイトでした。
そこで狙撃兵のお話を載せていたのですが、
『腹に詰め込む五発の弾丸』
という描写をしたことがあって、
その時は空想で描写していたのですが、
これですよ、これ!
好事家なら一度は手にしてみたい構図の一葉です。



しかしながら情けないながら、
自分、このKar98kへの知識がほとんど無いのです。
あると言えばあるのですが、それは概略くらいなモノでして。
わかる方向けに言いますと、
タミヤのプラモデル、MM1/35の『ドイツ軍武器セット』その中にある記事程度の内容しか頭になかったのです。


調達後は帰路に就く車中にて開いた携帯。
Kar98kの解説記事……Kar98kの解説記事……。
Kar98k - Wikipedia
うーん、
Wikipediaの記事は、寄稿していただいた方達には申し訳ないのですが、
ちょっと漠然としているのですよ、自分には。
確かに知識を得るための入り口部分としては申し分ないのですが、
もうちょっと、もうちょっと突っ込んだ部分での知識が欲しいのです。


と、なれば……。
あ、
たかひろさんがKar98kについての記事を書いてたはず!


25番 銃・絵・バイクのサイト


もどかしい携帯電話の操作の中、検索で探し出し、アクセス。
その後は、
ええと、
ここから、
こうやって、
こう入る。


………でた!
(初見の方は必ずトップページの『はじめに』をお読みください)



相変わらず微に入り細に入り、わかりやすく丁寧な解説。
……。
……。
……。(←読んでます)


へー。
なるほどー。
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この銃の木製ストックはウソなのかー。


……がくり。


さりとてさりとて。
ココで悲観に暮れる余地は無し。



遊技銃、でございます。



限りなく本物に近づけた、ニセモノです。
自分はそのニセモノが欲しかったのですから。
日本の遊技銃、その性格、限りなく本物に近づけたニセモノというところが好きなのです。
ニセモノという言葉がこの文章を読む方の心に棘を立てるのであれば、
他にも言い方はあると思います。
模造品、レプリカ、贋作、その他いろいろ。


あのですね、
銃って簡単に本物が作れるんですよ。
知ると構造はそんなに難しいものではありませんから。
メーカーの技術者の方はそのことを知っていて、
その上で、
限りなく本物に近い、
されど本物ではない品を設計されるのです。
……法の問題がありますからね。
設計段階で
『限りなく本物に近い』
『さりとて実銃にはならない』
そんな、
ギリギリ瀬戸際の駆け引きが見えてくる、
その職人魂が好きなのです。


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こうしてみると遊技銃まるわかりですね。
装弾子(クリップ)が銜えた弾薬がエアソフトガンのモノです。


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先ほどの写真。入っているのは撮影用に手配したダミーカート。一発500円。
実は装填できません。さすが職人技、うまくできてます。
このように撮り方によっては……本物っぽいですよね。






調達する時はお店の方に相談しました。
目の前で射検までしていただいて。(これ、エアソフトガンはガスガンです)
決して安くはないお買い物ですし、お店の方も納得のいく方に満足した買い物をしていただきたいと思うのが商売人としての根性でしょう。
(ただ買わせて売り上げを取るというやり方はこの世界には通用しません)



そんなわけでこんなわけで。
自分の手元にやってきたKar98kです。
今はまだ興奮醒めやらぬ状態で、落ち着いてお話しもできないのですが、
次の機会には、



みっちりと語りたいと思います!




うん。