故きを温ねて新しきを知る


もしくはくだらないかも知れないつぶやき。神沢です。



おおっ、出ました!


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うぽって(3) 天王寺キツネ 角川書店 角川コミックス・エース・エキストラ


待ってたんですよー。
主人公達のお姉ちゃん達のお話もありまして、
同人誌形態で刊行されていますがそちらも集めています。
そのくらいには好きです。
武器と女の子の組み合わせって、今ひとつ好めないのですが、
このシリーズは好きですね。


武器や兵器、そして女子の人。


組み合わせとしてものすごく人気のあるジャンルなのですが、
なぜか自分は今ひとつなじめなくて。


どうしてかなあ、
なんでなのかなあ、
そう、自分で自分が不思議だったのですが、



わかりました。




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ザ・コクピット 松本零士 小学館 小学館文庫



松本零士補正がかかってるんですよ、自分。


年の頃でいうと小学校の高学年から中学、高校くらい。
ネットの世界では『リアル厨房』と呼ばれる年頃ですね。
早い話がモノゴトに多感になる思春期の頃です。
毎日毎日飽きもせずに繰り返し読んでいました。



松本零士の戦場まんがシリーズ、
あの男臭さを肺胞いっぱいに吸い込んで送った思春期なモノですから、
パンツじゃないから恥ずかしくないモン
と、いわれたところで、
イヤそれ以前の話ですから、と、
なにやらいろいろ心配になってしまいます。





あと、たぶんですが、当時読んだこの松本零士の戦場まんがシリーズ、
そこに出てくるセリフの一つに
「男なら、たとえ駄目だとわかっていても、やらなきゃならない時がある」
コレがずっと頭の中と、そして体全部に染みこんでいるんだと思います。
(たしか日本軍の航空実験部隊、試作のレシプロ機で音速を超えようとする話です)
このシリーズは名文句が多いんですよ。
今でも読んでいてどうしようもない気持ちになるコトが多々あります。



だからなのでしょうか、
ネット動画で自衛隊のレンジャー訓練、
無事に訓練をすべて終えて帰ってくる隊員さん(レンジャー学生といいます)
がりがりにやせて疲弊疲労した姿で駐屯地に帰ってくる彼らの姿、
それを見ていてぼろぼろ泣いてしまうんですよね。



なんだか、いい歳していてだらしないですよねえ、
自分や知人のことでもないのに。



でもですね、
しかしながらですね、


思うのです。


女子の人やチビッコさんは命のやりとりをするようなコトしちゃあイケナイ、と。


一度「向こう側」まで行った自分です。
や、いまだ「向こう側」にいるのかも知れませんが。



できることなら、
銃より花束でも持ってて笑っていて欲しいなあ、
銃なんてそんなつまらないモノはこっちでなんとかしますから。



そう思う日々なのです。



うん。