気がつけば今日の内容は邦画のススメ。


http://www.nicovideo.jp/watch/sm7011539
え、九州でしか放映されてないんですか……よくよく考えてみたら自分テレビ観ないので放映されていてもいなくても気付かないと言うオチになっちゃうのですけれども。



http://www.nicovideo.jp/watch/sm7962668
だいすきなひとはだれですか
たいせつにしたいものはなんですか
……ののワさんに泣かされるとは思ってもみなかったです。



http://www.nicovideo.jp/watch/sm7945823
これ黙殺したかったんですけど今現在再生回数ダントツ一位。今期MMD杯。
……あのねー、この組み合わせは良くないと思うんだ。唯、亮君そのまんまじゃないですか……寄り目でマイクをガン見とかギターを縦に持つところとか。
上ちゃんな澪があのままだったので安心です(本物は上半身裸で全身にレッド・チリ・ホット・ペッパーズ全員分のタトゥーを入れてます。)



20090818161530
映画とか。アニメやゲームもよいのですがいろいろ食べた方が身体によいなあと思うのです。



〈数時間後〉


はい、とりあえず『貝』観ました。
所ジョージが豊松(主人公)を演じたテレビドラマ版を観たこともあり、概ねの内容は知っていました、が……、うーん、考えさせられますね。

物語自体はフィクションなのですが事件自体は実際にあったことで『明日への遺言』の名で映画化されています。興味のある方はぜひ。同じ事件を別の角度から観察できます。 『貝』で石坂浩二が演じているのが岡田資中将ですね。


極東軍事裁判を題材にしたモノというと『プライド・運命の瞬間』などもおすすめできるかと。主役は津川雅彦演じる東條英機なのですが、『大日本帝国 』で演じた丹波哲郎と同様、ひたむきに後世の私たちのためにその身を捧げた様子を見ることができます。

……ただね、そうですね、東条英機というと『戦陣訓』が話題として先に出ちゃいますからねぇ。この辺まで解説するとなると泥沼化していく日中戦争や前線の兵士達の士気低下とかそのあたりまで言及していかないと「一概に東条の戦陣訓は悪ではない」とも言い切れない部分が出てくるので……むつかしいところです。


あ、

自分の日記は読者の方を一定の政治思想に導くことを目的とはしていません。また、そのつもりは毛頭無いことを申し上げておきます。

ご自身の言動に責任を取れる方のみご来場ください。前述の例で言えば東条英機をどのように思うのかはこの文章を読んだ方の中にあると思うのです。それは自分(神沢)が加工しようとしてできることではありません。


ん、「長門有希でないと勃たない」と自分が書いたとして、読者の方にそれを押しつけるようなことはしたくないしできません。大人朝比奈さんでハァハァしたっていいと思います。あの星形のほくろに挟んで欲しいと願ってもいいと思います。それはその方の心の中にあることだから。……なんとなく例え方間違えたような気もしますが、えろげー系テキストサイトですからここ。


もどって、


「日本軍が勝ってる映画ってないもんですかねぇ」とお伺いをいただいたことがあって、まあその方には『独立愚連隊西へ』や『血と砂』あたりを自宅にてご案内兼上映会した後のことだったので……まあそりゃ聞かれますよね。
有名どころでは『トラ・トラ・トラ!』あたりなんじゃないかと思うのですが、この作品の知名度は高いところですし、でももしこれ出すと『パール・ハーバー』を引き合いに出される御仁などもいたりするので要注意です。
……いいですか? 
パール・ハーバー 』は戦争映画ではありません。あれはラブロマンスです!
『江戸の仇を長崎で討つ』じゃあありませんが、真珠湾の仇が東京大空襲ってどうなんですかそれ。ハーグ陸戦条約が腹抱えて笑いますよそれ。だいたい御前会議が原っぱって、隣でチビッコが凧揚げしてるって……ハリウッドだったら何やってもいいのですか? だから好きじゃないんです、ハリウッド。……好きな作品も多いけど。

ぜーはー、ぜーはー、ぜーはー……。

……落ち着け、KOOLになれ、正道。

んと、
ムルデカ17805』あたりでしょうか。快進撃日本軍映画。
「ジャワの極楽 ビルマの地獄 死んでも還れぬニューギニア」とはリニューアル版『南の島に雪が降る』の冒頭にも出てきますが、そのジャワですね、ムルデカの舞台となったインドネシア


今村均中将率いる第16軍はジャワ(現インドネシア)を攻略し、その後占領政策を行います。いわゆる軍政ですね。(終戦後の日本と同じ) 当時東京(大本営)は占領地政策について「現地民には厳しく当たれ」と命令したのですが「ジャワの人に強硬態度は駄目、融和で行かないと以前に占領してたオランダと同じように思われちゃうよ」と、融和政策をとりました。今では大義名分とされている「アジアの解放者たる日本」を地でやった人です。……これは日本人よりインドネシアの人の方が詳しいのかも。


第16軍がこの地でやったことは……詳しくは調べていただいた方が早いと思うのですが簡単に説明します。軍隊作って育てました。ペタ、『郷土防衛義勇軍』てヤツです。日本が敗戦した後、再進駐してきたオランダに独立戦争を仕掛けた基盤の組織となりました。伝え聞くところによるとペタに参画しそのまま落命した日本兵の方もそれなりにあったとか。まあ戦後の混乱期のことなので詳しくは追うことができないのですが。


ちなみにオタ的な話題としては『PERFECT BLUE』や『千年女優』を監督した今敏が映像化しようとしたこともあります、残留日本兵の話として。結局『ムルデカ17805』の存在を知って取りやめになり『東京ゴッドファーザーズ』へとつながったのですが。……観てみたかったなあ、それ。



しかし石坂浩二は軍人役はまりますね。『ビルマの竪琴』での小隊長役を始めとして邦画戦争モノではかなりの頻度で拝見しているような気がします。役者さんとしてものすごくまっすぐなんだと思います。似た例では豊川悦司も役者莫迦なのですがあの人の日本兵姿は見たことがない。役者につくイメージっていうモノがあるのでしょうか。


今日観た『貝』の印象的なシーン。

発端となったあの事件ですね。
「着け剣!」
の号令で主人公である豊松は小銃に着剣するのですが、おびえててふるえててなかなかできないのです。普段から訓練でやらされているのだから体が覚えているはずの行為、それができない、なぜか。今から何をやらされることになるのかわかっているから。


豊松達が持つ小銃は『三八式』って表現が出て来るのですが、まあ嘘ドラマならではだなあと。あの時期本土の兵隊は九九式です。悪名高い末期型だと思うのですが銃床の先端からするにステージガンは後期三八式だったのかなあ。「サンパチ」って言っときゃそれらしくなるとは思うところもあるのだけれど。擲弾筒も出ててちょっと驚きました。

六平直政ってホントこういう役が当たり役ですよねえ。

そんな日のこと。







【追記】
蛇尾覚悟。
前述で「KOOLになれ」って、ひぐらしのなく頃にからのパロディです。本来は「COOL」になるべき……でもないんです。

英語圏で“COOL”を“KOOL”と表現するのは若者言葉なんですよ。“COOL”(かっこいい)をさらにかっこよくした意味で用いられています“KOOL”

日本語でもありますよね、渋谷なり原宿なり、若者の間で通用する言葉。それに類したモノです。

ひぐらし原作者の竜騎士07さんが知っているのか知らないのかはわかりませんが、英語圏では若者言葉として通用しています。“KOOL”

ニコ動観てるとEngrish扱いされてるみたいなのでちょっと気になって書いてみました。誤用じゃないよ。


『KOOLになれ、前原圭一
KOOLの存在は間違えてないけど、雛見沢連続殺人事件の目の前でカコ良くなる必要性はないですよねえ。
言葉って簡単で、割とむつかしい。
うん。