カレーの作り方・エピローグ


「うめ。わ! 何年ぶりだろ!」


そう喜んでいただけると作り甲斐がありましたというか、口説かれ甲斐がありましたというか、神沢です。


カレーをつくった日のこと。
そのエピローグです。



今回、煮込みに入ったあたりから次の準備とか始まっていまして。
そんな日のこと。


20100106174244
我が仔、ニッサン・エクストレイル。
後席にて積載場所の確保。
エクストレイルの荷台は床面全面プラスチック製なので滑り止めを兼ねて養生をかけておきます。


20100106174504
副菜セット。ナンと漬け物以外は神沢本家から。



ええ、今回の調理はクライアントな方からのリクエストだったのです。
前回は二年ちょっと前でしたでしょうか。
拙宅に遊びにお越しいただいたとき、
おもてなしとしてあつらえさせていただいたのです。


喜んでお召し上がりいただけたのですが、その後、


「神沢さん……太りました」
とのご意見。


……ええ、
そうかと思います。
お肉のこともそうなのですが、
お水を使っていない分盛りだくさんな構成なのです。




そんなこんなもありまして、
お会いしたときに時折出る会話
「あの時のカレー、おいしかったです」
が、そのうち、
「またいつかお願いします」
変遷を経て、


「神沢さん」

はい?


「神沢さんのカレーが食べたいです」


直球。



ええと、それ、口説き文句ですか。


「そうですね、言われてみれば口説き文句ですね」


あはははー。


いただく申し出の頻度が高くなっていきました。


うーん。
請われて応じぬはいかがなものかと。



それならではと、今回お勤め先からいただいた連休にて。



20100106180925
鍋はバスタオルに包んで、と。


おくりして、おとどけ。


20100106181756
はい、しゅっぱーつ。


20100106183239
えっ! ぐーっ! ぜっ!
のりのりです。
安全運転にて。



20100106195438
到着後、あたためなおし。



20100106195948
テーブルに一揃え載せて。
手前の小さな椀が自分ですね。ナンでいただきます。
量をいただかないのは……つくっているとなかなかにおなかがいっぱいになってしまうのです。とはいえしましたけれど。おかわり。


クライアントな方はカレーライスで召し上がってらっしゃいました。


20100106212445


はい、おつかれさまでしたー。



……しかし、
自分の味をよく覚えていらっしゃったなあと。
よろこんでいただけたのなら、
自分にとってうれしいことこのうえないです。


うん。