読んでる方いらっしゃったんですね。  『朝起きたら男の子になっていた。』

転載につきましてはなんの問題もございません。むしろご紹介いただきありがとうございます。神沢です。



http://www.nicovideo.jp/watch/sm10222228


同じ作品をみていても人によって感じ方とらえ方は違うのだなあとしみじみ。



春香と真。
この二人は交際が始まった時点から自分には疑問しかなかったです。
同病相憐れむというか、傷の舐め合いというか。
正直逃避なんじゃないかと。


5話になってから真の出番が少ないのですが、
物語において主人公の視点はある意味読者の視点だと思うのです。
読者は主人公に感情移入し、主人公の視点でものを視ます。


真が誰かに惹かれれば読者もその人物に惹かれるでしょうし、
その逆として、おにぎりと距離を取りたがっていれば読者にとってもおにぎりはトラップ扱いとなります。


で、
春香との交際は自分にとってどうしても感情移入できなかったというところです。


「そこは心地いい空間かも知れねェけど、手前ェが本当に求めてるモンとは多分違うぞ?」


そんなことを思いつつも、
「一緒にお風呂に入ってぞうさんだかめさんだって初々しいですねキミタチ」
(『かめさん』は投コメですが……)
と、にやにやニコニコしていたのも事実。


みんなに内緒っていうのがね、気になってたんですよ。


秘密の共有というのはそれだけで楽しいモノですが、
どんなことにせよモノゴトいつまでも隠し通せるわけでもなく。
加えてお互い意中の人がいながらも見つめ合うというその矛盾。


シーツの上に築き上げたそのお城はいつまで保つのかな?


「自分を欺いて最終的に一番傷つくのは自分自身なんじゃねぇの?」


春香の方から瓦解した。
ほうらね?
やっぱり。


……。
なんだか今日の自分はものすごく意地の悪い人になっている様子です。



でも、
その代用恋愛には限界があると思うんですよ。



うん。