家庭菜園な日々 〜キワーノの育て方 その4〜

家庭菜園初心者一年生が綴る自身と作物の成長記録。 神沢です。



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5月15日に鉢植えしてから35日が経過しました。
元気に伸びたつるのいちばん先は高さ160センチにまで育ちました。
あと数日もすれば自分の身の丈(170センチ)はゆうに超えると思います。


これからは陽射しも強くなっていきますし、グリーンカーテンの効果に期待しています。


ただし、
手放しで喜べない事態に遭遇しています。


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鉢植えで育てているのは二株です。
その右側に気がかりがありまして。


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右側の株、
葉が黄色みがかりまして、中にはしおれている葉もあります。


この二株はまったく同じ環境で育ててきました。
なにゆえにこの違いとなったのでしょうか。


病害からくるものなのか、虫害からくるものなのか。
葉の色が変色しているところから推測するに、おそらくは病害です。



記録をさかのぼってみます。


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6月4日。
ネットにつるを這わせた頃は右側の方が威勢がいいくらいでした。


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6月11日。
いまさらですが、もうこの段階で兆候が現れていますね。
撮影後に写真を見て葉の色が違っていることには気付いていたのです。
「同じ植物の苗なのに葉の色に違いがあるというのも不思議だな」
そう感じていたのです。


この違いはなんなのでしょうか。
育っていけば、そのうちわかることもあるのかな。
そう感じつつあった自分です。


そして、


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……こう来ましたか。


心中はね、決して穏やかではないです。
「ただの草だろ、野菜だろ」
そう表現してしまうことは簡単なことなのですが、
小さな苗でした
引き取ってきました
鉢を揃えて
土壌を作って
植え付けしたなら日々の面倒見です。


手のひらに収まってしまうような小さな苗でしたが、
今まで育ててきました。
あと数日もすれば自分の身の丈も超えようかというくらいに育っているのです。
情が移らない、愛着が沸かない、
そんな道理がどこにあろうというのでしょうか。


とはいえ初心者一年生、
なすべき術のあるべき姿を知らないのです。
ものごと最初からなんでもかんでも上手にいくわけはありません。
次回はもっと上手にやろうと思う気持ちはあるものの、
まだ今は今回です。
ここでやるだけやらなければ、次回に繋がる今はないというものです。


対策は応急処置兼根本的対策として、


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木酢液(もくさくえき)の投与。


この木酢液というのは、
ええと、自分の解釈が間違っていなければ『効果の弱い万能薬』です。


農薬が便利なことは知っていますが、できるだけその力を借りたくないのです。かっこよく言えば有機栽培なのですが、薬を使わないでどこまでできるかを知らなければ薬の正しい使い方は会得できないなと。


人の手による便利道具を便利に使わないばかりに泣くような結果になるのかも知れませんが、まずは大地の力をきちんと知ることこそが大切なのだと思っています。農薬は次の機会に。今回は避けます。







堅苦しいことをなんだかんだと言っていても所詮は初心者一年生、
実際問題何も知らないので目の当たりする全てが新鮮です。


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キワーノだ!


呼び方はトゲメロンでもツノニガウリでも何でもかまわないのですが、
個性的な部分を見つけました。
根本近くはほぼ鉢の中。
花のつぼみと……子房にあたるのでしょうか。
子房は受粉後やがて実になるので、実になる前の状態です。


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このような姿になる前の、赤ちゃんになるよりもっと前の段階ですね。
そもそもまだ咲いていませんし。
かわいいというより、すごく小さいことに驚きと、
そしてその後の成長を考えるとただただ感心するばかりです。



……このつぼみと子房、
前述は右側の株です。
病害にやられているかも知れません、
ですが、
伸びよう花開こう実を結ぼうとしています。
見捨てるなんてできないですよ。


うん。



自分がいま育てているキワーノにつきましては、
今回このようなところで観察日記としてしめくくらせていただきます。



うん。


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