書類には出てこない事実。


零式艦上戦闘機−Wikipedhia


後期になればなるほど改良を重ねて強力になってくる零戦なのですが、
実際問題それは書類(カタログデータ)上でのことでした。


戦時中も末期になってくると工作精度が落ちてくるんですよ。
これは当時の日本だけに限らず、戦勝国でも同様でした。
硫黄島が今でも一般人立ち入り禁止なのは米軍が艦砲射撃で撃ち込んだ不発弾まみれだからです。聖地だからじゃない。穴を掘ろうとシャベルを突き立てた瞬間にどかんといく可能性もあります)
正直負け戦だった日本は特に顕著。


55機出撃させたら現地にたどり着く前にエンジン不調その他で25機が引き返してきたりなど当たり前のことで。(特攻機の護衛出撃でした)



改良されて書類上は進化していくのだけれど、
実際の現場では動いてくれるのかそうでないのか。


零戦ではないのですが別の戦闘機を扱っていたとある基地で、
「新品はいらないから中古をくれ」
と意見が出ていたのを思い出します。


そんな飛行機に、当時は優遇されていたとはいえ、まともに食べていなかった若者を載せていた時代があったんです。


好きだからこそ熱く語れない自分がいたりもします。



うん。