本日のおすすめ一冊

自分の旧サイトが削除されてようやく一安心。神沢です。



20101208235816
高杉さん家のおべんとう 柳原望 メディアファクトリー MFコミックス


主人公は大学で院卒の研究員、高杉温巳(たかずぎはるみ)地理学専攻。
三十路を過ぎてなお、大学に残り、研究職を目指すが口に糊するあてどは見えず。
正直言ってしまうとプーでフリーター。
そこへやって来たのは無き叔母の忘れ形見、高杉久留里(たかすぎくるり)13歳。今年中学生。女子。
叔母の遺言、久留里の後見人として指名は温巳。


空から女の子が降って来ました展開で物語は始まります。


これがおもしろいのです。


設定だけ見ればいかにもなえろげ的展開なのですが、
んなこた事実じゃ有り得ないですよね。


とても社交的とは言えない二人なのですが、
互いが不得手な『お弁当作り』というキーワードを軸として相互理解を深めていくという
この物語がとても好きなのです。


表面だけさらりと読むとなんてコトはないように見えてしまうのですが、
読み込むとなかなかに深いものがあります。


おもしろいのですよ。



うん。