春の息吹を感じよう
入院していた家人が無事退院しました。その節は関係各位かたがた、いろいろのお心配りありがとうございます。神沢です。
数日前はいつもの病院への道のり。
この日は渋滞に出くわしまして。
その理由。
関東を南北につなげる主要幹線道路は国道四号線沿い。
自分は今回初めて識ったのですが、
桜の名所として有名なのだそうです。
今年はやや遅咲きでしたので、今が一番のみどころでしょうか。
桜かあ……時季ですよね。
長い冬を堪え忍んで結ぶ花。
見事だなあ、
そう思います。
ですが、
それは桜の花に限ったことではなく。
春の息吹というのは、
必ずしも桜だけに限ったことではないと思うのです。
路傍に咲く菜の花。
これからの新緑に先駆けた元気な緑の茎、
その先に結んだ無数の小さな黄色い花弁です。
頭上高く咲き誇る桜の花びら。
きれいですよね。
ついつい、
見上げてみとれてしまいます。
ですけれども、
ですけれども、
見上げているご自身の、
その足下に気付いてあげてください。
菜の花がこんなに元気に咲き誇っているではありませんか。
上を向いてみとれるあこがれる、
それはそれでいいことだと思うのです。
ですが、
上を向いているばかりだと、
そちらに『だけ』しか視線が届いていないと、
ご自身がいま立っている、
その足下の、
その存在の『時季』に気付いてあげられますでしょうか。
どうぞ、
上を眺めるときにはお足元にお気をつけ下さい。
『それ』をふみつぶしてしまわないように。
うん。