クラッチ修理記 その四 〜手術とお見舞い〜

貨物系職業運転手的にいうと昨晩の雪で関西方面からの便が大幅に送れ一日通して酔拳みたいな運行に終始した日。神沢です。



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納品ついでは公私混同、入院中の我が仔ニッサン・エクストレイルが手術台に乗せられていたのを見かけたのでお願いして見せていただくことに。


ディーラーさんではなく整備工場さんなので、いわゆる『営業さん』ではなく『メカニックさん』と直にお話をさせていただけました。


「ちょうど交換が終わった所なんですよ」担当していただいているメカニックさんからお話を。「これです」


40センチほどでしょうか、円盤。クラッチ板です。


「交換した新品はこれの倍くらいの厚みがあって……いやあ、あと少しで完全に動かなくなるところでしたよ」


ええ、怖かったです。


新品はどうなっているのかは想像が及ばなかったのですが、
目の前の摩耗したクラッチ板はディスクにうっすらと溝のあとが。
摩耗でこうなのだから新品だともっとくっきりしてたり、数も多かったりするのだろうなと言葉の上で想像。……映像が今ひとつ頭の中で結びません。



手術台に乗ったわが子へを案内をしていただいて。


2メートルほどの高さに持ち上げられていて、その下にくぐります。
くぐるというか、そのまま歩いて入ることができました。


「エンジンがここです。今回はこのあたりを外して部品を下ろしました。クラッチがこの部分です」
クラッチってエンジンの真後ろに付いてるもんだと思ってたんですけど……真下で横向きなんですね」
「基本的にFFですから」
「後輪への駆動伝達って、なんていうか、あの、この辺に」
「ああ、シャフト。今は下ろしてあります。そこに」
「おお。これですかー」
「ええ。それです」


いかんせん自分には専門知識がないものですから、
目の前に見えている我が仔の腹をどう描写していいものかとんとわからず会話文のみになってしまっています。
とはいえわかりやすく丁寧に教えてくれるメカニックさんでした。クルマに関わる者同士ということで、生の声、重ねてありがとうございます。


交換は本日終了したので、あと数日も経たずに退院してくるのだと思います。



退院してきたらお祝いにワックスがけをしてあげることにしました。
……実は我が仔、今年で五歳なのですがいまだワックスを掛けたことがありません。


いつもシャワー(洗車機)なので、今回は退院のご褒美にきちんと磨いてあげようと思うのです。



うん。