家庭菜園は土壌作り最終章。たぶん。

【前回までのあらすじ】


停戦から一ヶ月。小さな南の島。ハラリ島。
飛行機のない飛行場の守備隊としてやって来た戦車のない少年戦車兵達。
「戦車もない。飛行機もない」福沢少年。この戦車小隊の小隊長。車長。
「故障した対空機関砲と牛が水浴びしてる穴の空いた滑走路」小林少年。砲手。
「もといた兵隊さん、本島へ帰っちゃったね」有栖川少年。通信手。
「引き継いだ主要任務。陣地構築整備……という名の、農業」高田少年。操縦手。
前線の遙か後方、ハラリ島。
少年達の日々は島の人々との優しい交流と畑仕事で過ぎていく。
教会の孤児院は美人シスター、ナナ少女。酋長の娘。
「島の人たちがあなた達異国の兵隊さんに友好的なのはこの島に昔からある言い伝えからなのです……お話ししましょう」
少女のかたちいい唇が物語を紡ぎ始めたその時、星空に爆音が轟いた。
「あの発動機音……敵機です!」
どうする?
どうなる?
うそです。神沢です。


うん、
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』を観ていて、
「これヨーロッパっぽいところでドイツ軍っぽいんですが、南の島っぽくして日本軍っぽくしたらどうなるのかなあ」と思ったもので。
ついカッとなってやった。
後悔はしていない。公開もしていない。


ちなみに飛来した停戦中の敵機には少女兵達が乗ってます。この後飛行場に駐留して少年達と共に暮らすことになります。
「相変わらず戦車はない。けど飛行機は来た」福沢少年。この戦車小隊の小隊長。車長。
「敵機だけどな」小林少年。砲手。
「みてみてー。ほら、くまさんのアップリケ。かわいいでしょー? 藤堂さんが作り方教えてくれたんだよー?」有栖川少年。通信手。
「その……二条搭乗員、ちがう。こちら側の畑は水はけが良くないから、こっちの苗を植えるんだ」高田少年。操縦手。
This story is based on“マリア様がみてる


……こういうプロット立て遊びってやってるだけで楽しいモノです。




さて本題わっしょい。
出だしから自由度の高すぎる脱線でしたが家庭菜園ネタです本日。



【前回までのあらすじ】
・今年は拙宅裏庭にて家庭菜園を始めてみようと神沢。
・耕しました神沢。
・牛ふん、豚ふんなどの堆肥を入れ、糠なんて品も取り入れました神沢。
・酸度調整? なんですかそれ? 行き当たりばったり体当たりで進めてます神沢。
・酸度調節します(←本日ここ)


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拙宅裏庭は現在土壌作り真っ最中です。


今回行うのは『土壌の酸度調整』


何をするのかというと、
酸性を帯びている土壌を中性にします。
“The reason why” なぜならば、
酸性の土壌では作物がうまく栄養分を取り込めないからとのこと。


作物が大地の栄養分をうまく取り込めないとなると、
結果として実った品にも栄養分がじゅうぶんに行き渡らないということで、
せっかく大地の実りをいただくのであれば
じゅうぶんに栄養分が行き渡ったものをいただきたいものです。


土壌。
実際には弱酸性から中性あたりがいいらしいのです。
アルカリ性の養分はカルシウム、カリウムマグネシウムなど。
雨で流れてしまうらしいのでその流れていってしまった分を補充します。


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苦土石灰。5キロ。ホームセンターにて調達。
苦土はマグネシウムのことで、石灰はカルシウムのことなんだそうです。なるほど。


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顆粒状です。
石灰(消石灰)だけで充分とも聞いたのですが、同じ値段で隣に並んでいたので苦土石灰



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表面に撒いたらあとは撹拌していきます。
シャベル後方でうっすら白いのが苦土石灰


しかし今回で耕すのが三回目です。
毎回思います。
「鍬が欲しい」
鍬−Wikipedia
あの品はこんな作業の時にとてもに便利です。
まあそのための道具ですから当たり前です。
本日もホームセンターの売り場で調達しようかどうしようかと思い悩んでいたのですが、
今回この作業が終わるともう不要となりますし、
大柄なので置き場所にも考えが必要ですし、
ちょっと大変なのを除けばシャベルで充分代用可能です。
……今回は見送りで、調達。



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わっせわっせと掘り進めてかき混ぜていきます。
これが本当に地味な作業。
土を掘っているのに枝とか出てきます。なぜ? あとビニール袋の破片とか。
長丁場作業となるので細かいことは気にしません。
でもビニール袋の破片とかは必要がないと思うので拾ってポイします。


耕していて発見。
白いのが出てきます。
神沢さん野良仕事やってるのにえろネタってそれどうなんですか違います。
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菌糸……? でしょうか?
掘り起こした土の中に。


牛ふん、豚ふん、糠を入れ、柔らかく耕した大地です。
詳しいことはよくわからないのですが、
微生物さんが活躍だとか、発酵だとか、そんな「かもすぞ」な、なにかではないかと。
前回の作業から一週間とは経っていないのにしっかり活きているのですね、大地。
ぜひ「かもして」いただきたいのです。わーい。


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かくしてできあがり。
酸度調整は苦土石灰を取り入れた我が菜園の土壌。


幅は1メートルちょっとです。
長さは5メートルくらいでしょうか。


苗を植え付けるのは今月末くらいの予定ですから、
それまではじっくりと果報は寝て待て。熟成を待ちます。


それとこれとは別に、ちょっと観察日記。
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耕地の上の方に、赤い(紫色)の何かがありませんか?


はい。
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芍薬シャクヤク)なんだそうです。
『立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花』の、芍薬です。
自分も意識してはっきり観察したのは今日が初めてなので、
今後作業の合間に観察していこうと思います。


『立てば芍薬〜』は美人をたとえた言葉ですので、
美人さんに見守られながらの家庭菜園というのもちょっとうれしいではないですか。
……現状ただの赤い菜っぱですけど。





さて、
ようやく土壌作りも落ち着いたかな……って、


またひとつ新発見。


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木酢液です。
木酢液−Wikipedia
肥料の一種というか、土壌育成の補助剤ですね。
土壌の微生物さんが元気になってくれる品なのだとかで。
今現在行っている土壌作り、元肥(もとごえ)の他にも追肥にて使うこともあるので今後重宝です。
この場では使い方を書きませんがやっておきます。
土壌作りでもう三回やってますからこれ以上は不要かと。






今後の予定、ですが、
連作障害覚悟の上でミニトマト行きます。
やるよ。やりますよ。


【苗の手配】
もう苗の手配をしています。
格安でできそうなのでもしそれが叶ったらあらためてこの場にてご報告をさせていただきたいなと。


【支柱作り】
新たなステップアップです。
ステップアップというかステージですね。
シャベルと肥料のステージから次のステージへと。
支柱。
いったん作ったら結実までそのままなのでどのようにしようかと模索中です。
ゴールイメージを作らないと。
今日本日から苗の植え付けまでの間に行えばいいので、
もしくは植え付け後でも茂る前ならやり直しもきくと思うので、
さてはてどうやって支柱を組もうかなあと考え中なのです。
こういう時間は楽しいですね。


【応援要請】
うまくできたらのことなんですが、
拙宅来宅の客人に収穫を楽しんでいただきたいのです。
穫れたて新鮮野菜が食べられたら嬉しいですよね。
しかもご自身で穫ったらもっと嬉しいですよね。
そのうえその作物の育成にご自身が携わっていたらなおのこと嬉しいですよね。
……作業する時に、人手があったら、嬉しいです(本音)


とにもかくにも、
鋭意進めてます家庭菜園。


もし興味のある方は
プランターひとつでできることでもありますので、
いっしょにやってみませんか?


家庭菜園。


おすすめです。



うん。