家庭菜園な日々 〜本日休日休息模様〜
いやあ暑い一日でした。
というわけでお昼ごはんには、
行きつけはやまびこさんの冷やし中華です。
暑い日のお昼はこれに限ります。
暑い夏、日差し、焼かれるかの如し。
………あ、
拙宅は家庭菜園、こども達だって暑いはずです。
どうにかしてやらねば。
スープ以外は完食して丼鉢をカウンターの上に上げ、台ふきんで自分の目の前の卓を拭き、このお店の大将であるお父さんに代金を釣り無く小銭で支払ってお店を出ます。
(行きつけとか常連とか気取るのならお店に対してこのくらいのことはしましょう)
しゃわーーーー。
照りつける日差しの中、庭で鎮座して待っていたこども達に水やりです。
拙宅の場合、こども達への水やりは基本他の草木花々と同時に家族が行ってくれるのですが、本日当日お勤めがお休みな自分です。
たまには自分で。休日くらいは。
ついでに庭全体に水やり。
昨日着任のベビーリーフ。
柔らかい仔なので水やりすると水流に負けてくたっとなります。
時間が経つと柔らかいなりに元に戻るので心配無用。
セロリ。
葉が繁ってきました。
しかしながらなかなか茎は伸びません。
これから伸びていく頃合いなのでしょうか。
元気に育って収穫のあかつきにはヨーグルトをディップにぱりっといただきたいものです。食物繊維は整腸作用に効果大。
今日は日差しが強いので対策を立てることに。
おまんら、今日は日陰者ぜよ。
地植えならね、そんなに気にすることではないそうです。
ただ、このようなプランター栽培ですと土の量が限られています。
今日のような暑い日ですと、土壌の乾燥も早いうえ、そして鉢全体の温度が上昇してしまいます。
「本当は鉢植えしないで地植えするのが一番いいんだよ?」
身内仲間うちはそねっとさんからのアドバイス。ご実家が本業さん。
「神沢さんは鉢植えだから……水やりを欠かさないことと、陽が強い日は日陰に入れてあげることかな」
水やりのコツは土にだけ水を与えるのではなく、
葉っぱにもまんべんなくあげることなんだそうです。
最初それがなんのことかわからなかったのですが
(だって植物って根から水分を吸い上げますよね?)
よくよく考えてみたらそれ、温度管理のこと。
茎や葉に水やりをすることでまず作物全体が暑気から逃れられます。
その後は与えた水分が蒸発する時の冷却作用があるというわけです。
うーん、深いです。
内容としては中学校の理科くらいで習ってた原理のはずなんですが、
今こうして目の前にそれがあると、
いかに自分の手ですくい上げたものがこぼれ落ちてしまっているものなのかと。
今日は降って沸いた休日(昨晩お勤め先から連絡があって休みになりました)だったので、虫害対策で終わってしまった曇天昨日のつづきをします。
えろげー系テキストサイトとしては、たまにはえろげーの記事くらい書けと思うのですがちょっとまっててください。自分の家庭菜園が今ちょっとひと山なんでこれを片づけたらということで。
千夏に会いたいんだけど、今ちょっと時間が取れないです。
ですよねー。
うん。
「欲しいものをなにかひとつ手に入れるなら、そのためになにかひとつ捨てる覚悟が必要」
北野武の言葉です。たしかに。
拙宅のこども達は対策が打てたので、ちょっと情報収集です。家庭菜園。
群馬県太田市、ジョイフル本田。ガーデンセンター。
(この写真、使い回しです)
都会だったらハンズやロフトに相当しますとは、昨日この場での自分の言。田舎のホームセンター。
おしゃれで便利なステーショナリーや、賑やか楽しさ大満開のパーティーグッズとはちょっと縁遠いかも知れませんが、歌は世につれ世は歌につれ、地域に根ざした店舗展開をするってのがホームセンターのあるべき姿でもありまして。
『けいおん!!』2話のホームセンター模様はちょっと微笑ましいですね。
お世話になってます、野菜売り場。
先ほどの写真と同じく通路幅が広いのは商品構成によるものです。
お客様は肥料、土、苗、その他いろいろ大きな商品をショッピングカートに載せて運びますからそれにしたがって通路幅も広いんですね。
……自分、元流通業ッスから。
いろいろ物色はプランター売り場へと。
後述しますが、ちょっと大きめの品が欲しかったのです。
「カインズホームの方が、安い」
いっしょに売り場にいて、自分と同じように品を見定めていたどこかのお父さん。いきなり。え? 自分ですか?
はい?
どこかのお父さんが手にしているのは走り書きされたメモ。
本日のお買い物はマーケティングリサーチをかねての様子です。
「○○をやろうと思ってね、10号鉢を探しに来たのだけど……」
菊、だったかな。ちょっとうろ覚え。あっけにとられてたから。
(10号というのは鉢の大きさです)
「これを見てごらん」
メモの走り書き。
次いで誘われる10号鉢の売り場。
200円くらい違っていたような。
「土も値段が違うんだ」
どこかのお父さん、してやったり顔。
「100円違うだろう」
どうしたものかと思いましたが、これでも不肖・神沢、生業は接客業でございます。
「ですねえ! ひとつだったらあれかも知れないですけど、二つ三つってなれば、同じ値段で数が変わりますもんねえ!」
「そーなんだよ! でもここに来るまでのガソリン代だって考えなきゃ……」
その後メモを片手にどこかへ消えてしまったお父さんの行方は知れません。カインズで買ったのかな、やっぱり。
自分はお父さんと違う買い物だったのでここで調達しましたが。
……田舎は田舎で、面白い。
帰路はちょっと寄り道しまして、栃木県足利市はスーパービバホーム。
同様にホームセンター。
自分の住まう群馬県館林市にもビバホームはあるのですが、愛用のプランターがただ今品切れでしたので。二つほど調達。
レジ近くにあったフリーペーパー。
いただきます。
自分の家庭菜園はさまざまな方のバックアップをいただいているのですが、いくら初心者一年生とはいえ、全部が全部『教えてちゃん』や『クレクレ君』ではよろしくないと思うのです。みんなよくしてくれるけど。
自分の力でできるところまでやって、そのうえで『ほうれんそう』しますですよ。『報告』『連絡』『相談』
本日思うところがあって迎える新しいこども達。
茄子です。
既に拙宅にいる茄子、『とげなし千両2号』がなめくじにやられたのは、
ひとつに茄子にトゲがなかったからではないか?
収穫や手入れのしやすさ、人間都合の作物だからではないのか?
そう思ったのがひとつ。
それと、
あー、
この茄子もおいしそう、
こっちの茄子もおいしそうだなー。
(↑ほぼこれが本音です)
なす用の肥料を既製の土と混ぜまして、
よくかき混ぜます。
植えていきますですよ?
できあがり。
最後は通過儀礼、水やりです。
いらっしゃい、今日からここがキミのおうちです。
そんなこんなでのんびりしていたら、なるのは携帯のアラーム。
18:30
休日の自分、予定がなければ電車で帰宅する父を迎えに行く時刻です。
自分の家庭菜園はもともと父がやっていたものを引き継いでいるので、
帰宅の車内は『ほうれんそう』
「お金を使うんじゃくて、頭を使いなさい」
キワーノのつるの這わせ方で相談したらぴしゃりと一言。
ホームセンターで既製品のネットや支柱を買ってくるのは簡単だけれど、
他に方法があるんじゃないのかい?
父の物言いはいつも柔らかなのですが、
時にその内容は抜き身の刃物以上に鋭い一言だったりします。
『買ってくればどうにかなりますよね』
『さて何を買ったらいいんでしょうか』
初めての家庭菜園の楽しさのあまり、根本的なことを忘れていました。
創造力とは物質に頼ることではなく、自分の頭の中身を具現化することなんです。
男子にとって父親とは
一生涯掛けて目指す高いハードルなのかも知れません。
不肖・神沢、今年で35歳。
そのハードルはまだ超えられそうにはありません……。
うん。