年に三度のお楽しみ

ちょっと風邪気味かしらん。なとど。神沢です。


本日は書籍紹介にておすすめを一冊。


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楽園 Le Paradis[ル パラディ] 白泉社 恋愛アンソロジー



恋愛をテーマにしたアンソロジー本ということで。
公式サイトはこちら


楽園|白泉社


ところで『アンソロジー』って、なんなんでしょうね。
書店では4コマコミックスの売り場近くに『アンソロジー本』のコーナーがあることが多いのですが。……何のことでしょう?


アンソロジー - Wikipedia
アンソロジーコミック - Wikipedia


……
………。
なるほど。


うーん、手前勝手な想像では『二次創作の同人誌を集めて書籍化』だったのですが、当たらずとも外れず、かなあと。


あ、
そうですそうですそういえば。
自分はこの場でよくWikipediaを引用に用いるのですが、
必ずしも万能ではないし、絶対ではないことをご了承下さい、Wikipediaという存在。
誰でも編集に参加できるということは、
事実と違ったことも掲載できるということです。
実際に自分が見かけた例では……嘘ではないのですが不足していることが多かった記事があって。
フリー百科事典も便利な存在ではありますが、使い方は考えようでもありますね。


そんなわけで『楽園』


今回は作家陣に、
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このような布陣でございまして。


いずれも自分好みの作家さん達ばかり。
この『楽園』でその存在を知った方も多いのです。
そしてすべて『オール読み切り&描きおろし』
(実は何人かの作家さんは連載、続きモノです)


もう自分にとっては、
これは『誰得』なのですかと。
これだけの品が、800円って、ねえ? と思うところもあり。



ちょっと興味深いのがこの『楽園』
装丁は見た目コミック雑誌以外の何物でもないのですが、
書店では『書籍扱い』なんですよね。
本来の発売日は明日なのですが、
一日前の本日に調達できたのもこのことがあるかなと。


このことがなかなかに興味深いです。
ちょっとむつかしい流通のお話になりますが、
再販売価格維持 - Wikipedia
いわゆる『再販制』という、本の流通に絡んだお話になってきます。
全部は自分も詳しく書けませんが、
今回の場合簡単に言ってしまうと、
数ある要素のうちひとつには、
あくまで数ある要素のうちひとつには、
ということで、
「『書籍扱い』にしておくと読者はバックナンバーが調達しやすい」
「『書籍扱い』にしておくと売り場に長い間置いておくことができる」
からです。
詳しくは、本当に申し訳ありませんがご自身でお調べ下さい。
土田世紀さんの『編集王』という作品を読むと少しわかります、再販制。
興味のある方にはおすすめです。






んー、
今月二月は自分にとって収穫の多い書籍出版模様だったなあと。


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以前ご紹介したものの続刊ばかりなので
あらためて何か、という運びもどうなのかと思いつつ。


4コマ漫画のコミックスは肌に合えば楽しめるモノが多いこと請け合いです。
出逢いの探し方は……掲載雑誌の立ち読みが王道かなあ。
立ち読みさせていただいている以上はそのお店で調達するように心掛けています。



うん。