二年生の家庭菜園 その3 


さてはて拙宅家庭菜園日記は続きます。



自分の家庭菜園は今年で二年目。
二年生なのですが、
やはりメインに育てたいのはミニトマト


ミニトマトは病気や虫の害に強く、
家庭菜園の入口に選ぶ野菜としてはぜひにおすすめしたい作物です。


自分は地植えしてますが都会のマンションはベランダ菜園などでも充分に育ちますのでね。
いくつかの注意点だけを気に留めておけば、あとはほとんど何もしなくても育つのです、ミニトマト
しかもその注意点って、他の野菜に比べると格段に少ないです。



では、始めます。



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苗を植えてから2週間ほど経ちました。
写真中程の、支柱の下にあるのがミニトマトですね。
苗の数は10ほど。
四種類植えています。


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早くも実を結んだミニトマト
本来の収穫時期からはひと月かふた月ほど早めです。
ちょっとせっかちさんなのかも。


今日はミニトマトの生育に必要な作業、
『芽欠き』
についてお話しさせてください。


トマトは基本としてメインの幹がありまして。
そこから枝がたくさん伸びていくのです。
メインの幹は折らないようにしてくださいね。
昨年は数本、自分の手違い間違いで折ってしまった悲しい思い出があるのです。


今は苗が根を張る時期なので、
少しばかり取り扱いは気を付けてください。


んー、
もし気を付けるのがめんどくさかったら、
自分なりの助言ですが、
『誘引』以外は何もしない方がイイです。
これから書く『芽欠き』
自分間違えて昨年一本苗をダメにしてしまったので。
(メインの茎とサブの茎を間違えて折ってしまいました)


芽欠き


芽欠きというのは余分に出た芽を減らす作業です。


ミニトマトはまずメインの茎が伸びていきまして。
その茎から枝が伸びていきます。


そうすると、
幹と枝の間から新たな芽が出てくるのですね。


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この、幹と枝の間から出ている葉っぱ。
これが『芽欠き』する『芽』です。


この芽はご新規さんとして出てくるのですが、
このご新規さんをそのまま放置しておきますと、
ミニトマトは上に延びるばかりか横にどんどん生えていきます。


ミニトマトって生命力がものすごく強いんですよ。
人間だってそうなのですが、ミニトマトだって生きるのに一生懸命なんです。
いい言葉です、一生懸命。『一つの生に命を懸ける』


とはいえ収穫を目指すために育てている野菜なものですから、
伸びて欲しいところは伸びて欲しいですし、
伸びなくていいところは伸びないでいて欲しいのです。


『芽欠き』では、
この芽を欠きます。


方法は簡単で、指でちょっと横に倒すと、
ぽきっ
折れます。


うーん、簡単ですねえ。
……その数が大量にあることを除けば。


ひと苗ごとに芽欠きは行います。
最悪見逃しても生育に大きな支障はないのですが、
この作業を怠ると、


わっさー


ひたすら横にミニトマトが限りなく生えていきます。
当然上に伸びるための養分もそちらに流れてしまうので、
自分のように苗を数本植える方はお気を付け下さい。



では次に次にの、次の話題。


誘引。



ミニトマトはゴーヤーやヘチマ、きゅうりの様にネットが必要な作物ではありません。
ですが、育つにあたっては支柱が必要になります。
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支柱の作り方については前回お話ししましたので、
http://d.hatena.ne.jp/unworthy/20110513/1305295088
ご興味あれば参考をお願いします。
(……ここだけの話、盗んだ技術です。ホームセンターで本職の方の解説DVD(商品)が流されていまして、それを何度もずっと観てました)


ミニトマトの誘引。


柔らかい紐で緩く支柱に結びつけます。


言い方を例えてみるならば、
「こっちに来なさい!」
ではなく、
「こっちだよー、こっちにおいでー」
そのくらいのやわらかさで。


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誘引の白い紐、わかりますでしょうか。
前回2週間前にはばっちり状態だったのですが、
育つにつれ伸びた茎が茂った枝葉の重みに耐えかねて下向きになってしまっていたのですね。


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誘引の紐を追加して。


こっちにおいで。
キミが来るべきところはちゃんとあるんだからさ。
伝わってくれるとイイですねえ。



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誘引をやり直しつつ、ついでに草むしりをして。
草むしりした草だって本当は生きて元気に伸びたかったのにね。
人間側の都合でむしられちゃうんですね。
「神沢さん? ご自身で手塩にかけて育てた野菜を食べちゃうのって抵抗とかありませんか?」
うん、それはこういう時に自覚します。自分の場合は。
やってみないとわからないコトってありますよ、本当に。



写真左側に生えている紫色はシソですね。
自分がこの場で菜園をはじめる前から根付いていました。
梅と一緒に漬けるとイイ色の梅干しになるのではないかな、と。
細切れにしてパスタに載せてもいいかもです。



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裏庭は塀の片隅に見つけまして。
身に覚えがないモノですからいったいコレはなんじゃならほい、と。


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茄子ですね。
家人は父が拵えたのでしょう。
茄子は昨年育てたのですがむつかしかったのです。
茄子をやるならそれなりに環境を整えてあげないと。
実る前の茄子の見分け方、茎が黒いです。



さてはて裏庭菜園の近況はこのような状況です。


あしたは本日に続きまして、
プランター栽培の話などを。


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かみんぐすーん。



うん。