家庭菜園な日々 〜キワーノの育て方〜
はあ……、かつおのたたきがおいしい。神沢です。
昨日のこの場から一夜明けて、
反応を見てみるとやはり皆さん気になっていらっしゃる様子です、
キワーノ。
自分自身初心者なので暗中模索は徒手空拳覚悟で育てはじめました。
検索でいらっしゃっている方を散見しましたので今後もこの場にて報告していきたいと思います。よろしければおつきあいください。
店頭にあったPOPの宣伝コピー。
書いてあるのは
「ぷるぷるゼリーの新食感!!」
「たねも一緒にいただけます」
「ミネラルたっぷり」
「果実の中でマグネシウム含有率No.1!」
「ウリ科(ゴーヤー)の仲間なので育てやすく家庭菜園向きです。緑のカーテンとしても活用できます」
こんなところです。
うーん、
わかるところはわかるんですが、
わからないところはさっぱりそのままです。
推測は憶測の域を出ないのですが、
今現在キワーノに興味のある方はゴーヤーをやっている方か、
もしくはゴーヤーをはじめようとしている方なのではないかと。
ちょうど今、界隈のホームセンターではゴーヤーの苗が勢いよく出回りはじめたところなんですよ。
ゴーヤーの苗を買いに出かけたら、
出会いましたはキワーノの苗。
あれあれこれはなんですかと。
……ちょっとおもしろそうなんじゃないかと。
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自分が調達してきた苗、
付属していた札に育て方や特徴、食べ方が書いてあったので紹介します。
栽培を考えている方は参考にしてください。
『育て方』
【4月】
定植 野菜用プランター(40リットル)に2〜3株植え付けます。
【5月】
支柱を立ててつるの誘引準備。
【6月】
つるがドンドン伸びてきます。ネットを張って緑のカーテン形に仕立てます。
【7月】
花が咲き始めたら、人工授粉をすると実が付きやすくなります。
(虫が飛んでいるところでは自然に受粉できます)
【8月】
小さな実が付きはじめている頃、「大きくなあれ! 大きくなあれ!」と声をかけましょう。
【9月】
いよいよ収穫時期です。樹上で少し黄色く色づいてから収穫します。
収穫後、1週間程度追熟を待ってから食べましょう。
『特徴』
デパ地下で1ヶ1000円程度する高級フルーツで、果物類の中ではマグネシウム含有率No.1です。
プルプルゼリーにほんのりライムの香りがあります。
『食べ方』
①(デザート系)
ヨーグルトといっしょに混ぜて食べる。
②(大人お酒編)
よくかき混ぜた実に焼酎を入れて飲む。Good!
③(サラダドレッシング系)
市販のドレッシングに混ぜて新食感ドレッシングに変身!!
『日照条件』
日なた
『追肥と土寄せ』
月一回
『水やり』
表土が乾いたらたっぷりと
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だ、そうです。
記述内容に合わせて自分の雑感をちょこっと。
調達したらすぐに植えちゃっていいみたいです。
ゴーヤーもそうなのかな。自分やったことがないので詳しいことはわからないのですけれども。
記述を見るとどうやらゴーヤー感覚でいいみたいには取れるのですが……、
実際育てるにあたっては、
つるがどのくらい伸びるのかというのが重要なことでして。
いやこれ本当に大切なことです。
「支柱やネットの準備ってどのくらいなの? 本当にゴーヤーと同じ扱いでいいの?」
そのあたりが気にかかります。
ゴーヤー覚悟(屋根まで伸びそう)で準備したら、
朝顔程度(よくて小学校の新入生くらい)でしたでは、
けっこう差が出てきてしまうものなので。
収穫は9月とのことで季節的な感覚もありますね。
群馬県は田舎ですから、夏の収穫物はお盆の食卓事情も加味されるところがあります。
お仏壇に差し上げたいとか、
盆休みで久しぶりに会えたお孫さんに食べさせてあげたいなんて、
そんな平成当世イマドキなおじいちゃんおばあちゃんの事情もあるわけです。
……まあ、それが全部とも言えませんが。
味は実際、わからないです。
POPに表記されていたのは、
こんな表現ですから。
さてどうやって読み解いたらいいのか。
(小難しいことを言うと数式に言語は乗せられません。言語は文化と不可避製を持ちます。文化は常に流動性を持つものなので確定した世界である数式には乗せられません)
まあ、食べた人にしかわからないということで。
あと、個人的に楽しみにしているのが8月です。
『小さな実が付きはじめている頃、「大きくなあれ! 大きくなあれ!」と声をかけましょう』
追肥だの水やりだのの必須作業はさておき、
こんな育て方が大好きです。
がんばって育てますですよ。
「大きくなあれ! 大きくなあれ!」
この世界で一番大切なのは、こういうことなんです。
うん。